2010/01/22

AirMacExpressの改造(8

クロック再び

 前回は標準的な発振器でも上質な電源で駆動してやるとそれなりに改善するのではないか?というので秋月で販売されている12MHz発振器を試しましたが、フォーカスは甘いし低音は肥大するやで散々な結果でした。
その後クロックは元に戻しAirMac本体への給電を3端子レギュレーターからよりローノイズで安定しているディスクリ電源に変更、こちらの方が効果がありました。
AirMacに標準搭載されてるsiward社の発振子とPCM2705内部の発振回路はなかなか素性が良いようです。
(ロットによっては発振子が違い、音も違いがあるようです)

 さて今回は・・・
発振器をもっと高精度なTCXOとかに交換してもある程度の効果が見込めそうですが、精度とはまた違ったアプローチであるローノイズバッファー回路を搭載したフィデリックスさんのクロックモジュールを使用しました。
設計者の中川さん曰く無駄な努力をしていないクロックということらしいです。



 非常に小さいモジュールでクロックはよくあるcanパッケージのものが基板裏に付いています、基板の凹凸がなくなるようにスポンジタイプの両面テープを何層か貼り付け、電磁波吸収しそうなシート、その上から付属の銅箔テープを巻きクロックの缶部分に接続してシールドとしました。




 電源はほぼ前回同様でトランスから分けました。
50VAトロイダルの1回路をクロック専用に、安定化はクロック直近にてTL431B、2SC1815 2SC1014 NE5534によるローノイズで高精度なディスクリ電源。

 さて音ですが通電したてにもかかわらず、なかなか良いようです。
これはバーンイン後が期待できます!

つづく

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